1. 導入
今週のドル円相場は、年末に向けた薄商いが予想される中、重要な経済指標や要人発言は特にありませんでしたが、ドル高が続く展開となりました。この記事では、ドル円相場のファンダメンタルズを振り返り、今週のトレード結果を分析します。勝率30%でも利益を上げた戦略や改善点を解説しますので、ぜひ参考にしてください。
2. 今週のファンダメンタルズ分析
(1) アメリカの経済指標と動向
今週のアメリカでは、特に目立った経済指標の発表はありませんでした。しかし、年末の流動性が低い相場環境でドル買いが優勢となる場面が多く見られました。ただし、158円台では上値が重い状況が続いています。
(2) 日本の経済指標と動向
日本では、東京消費者物価指数(CPI)が発表され、予想を0.1%下回る結果となりました。この下振れにより、日銀の利上げ観測が後退し、円安傾向が引き続き強まる展開となりました。
(3) 世界情勢
ウクライナ情勢の進展や中国の経済回復の兆しなど、グローバルなリスク要因は限定的であったため、ドル円相場は比較的安定した動きを見せました。
(4) 総評
今週のドル円相場は、薄商いの中で方向感に欠ける動きとなりましたが、短期的なボラティリティを利用したトレードが有効でした。
3. トレード結果と分析
(1) 今週のトレード概要
- トレード回数: 12回
- 勝率: 30%
- 損益: +97,370円
- 約定評価損益: 20,978,010円
今週のトレード結果は、勝率30%とトレード回数12回と控えめでした。一部の買いポジションを決済したものの、その後に無駄なトレードが目立ち、実現損益の伸びが抑えられました。ただし、評価損益の増加と実現損益のプラスを達成することができ、特に利確ポイントとリスク管理が成果をもたらしました。
(2) 成功の要因
- 戦略的なポジション管理
長期足でのトレンドを確認後、1時間足以上の時間軸でエントリーポイントを絞り込むことで、リスクを最小限に抑えることができました。 - 損切りラインの徹底
必要以上の損失を回避するため、事前に設定した損切りラインを厳守しました。 - 評価損益の活用
評価損益が20,978,010円まで増加したことで、精神的な余裕を持ってトレードを進められました。この余裕が慎重な判断につながりました。
(3) 反省点
- 短期足に翻弄されたエントリー
一部の買いポジションを決済後、lot数に余裕ができたため、不必要なトレードをいくつか行ってしまいました。次回以降は、1時間足以上のチャートでエントリーポイントを確認することを徹底します。
4. 結論
今週は、勝率30%とトレード回数12回と控えめな結果でしたが、一部のお粗末なトレードが実現損益の伸びを妨げた一方で、評価損益は順調に増加しました。この結果は、来週以降のトレードに向けた良いスタートとなると考えています。
来週は年末相場ということもあり、流動性がさらに低下することが予想されます。このため、積極的なトレードは控える方針ですが、良いエントリーチャンスがあればリスクを抑えつつ狙っていきたいと思います。